7月1日、第13回社会保障審議会介護給付費分科会が開催され、?介護報酬体系の見直し案、?特養等への入所基準への意見について審議が行なわれ、介護報酬改定の骨格となる「介護報酬体系の見直し案」が確認されました。
「介護報酬体系の見直し案」への見解の取りまとめ行なわれる
第13回審議会では、前回議論した「見直し案」が再度配布され、「電算システム用のコード案の準備」を理由とした「見直し案」の取りまとめに向けた審議が行なわれました。また別の議題として、「待機者」が増大している指定介護老人施設等への入所順位の決定基準について、厚生労働大臣から諮問があり、審議会としての見解をとりまとめました。
「待機者」が増大している指定介護老人施設等への入所順位の決定の基準については、事務局が「神戸市特別養護老人ホーム入所基準」を参考例として示し、「指定介護老人施設の人員、設備及び運営に関する基準(案)」についての審議が行なわれました。入所基準の公平性・透明性をどう確保するのか、第三者チェックの必要性、施設の主体性に任せるべきなどの意見が出されました。
「介護報酬体系の見直し案」については、連合の村上委員から「取りまとめには議論不十分であり、居宅療養管理指導費や重度療養管理費については必要性に疑問」、「きちっとした議論が必要」と主張しました。また他の委員からは、ケアマネの質の確保や一本化のあり方について従来の主張が行なわれ、介護療養型医療施設の「介護職員の3:1配置」の経過措置の廃止について反対する意見等が出されました。しかし、「全体としてはこの方向性で可」との意見が数人からあり、西尾座長が、「本日は介護報酬の枠組みを決めたいので、座長と副座長、厚生労働省と協議し、まとめ案を起草するため暫時休憩する」との整理がされ休憩に入りました。
「介護報酬体系の見直しについて(案)」等を一部修正し審議会として確認
休憩後、「介護報酬体系の見直しについて(案)」及び「指定介護老人施設の人員、設備及び運営に関する基準の一部改正について(報告)」が示され、再度審議されました。
このなかで、介護保険からの3級訪問介護員の将来的な除外について賛否両論の意見や、入所基準改正を特養だけに規定することの是非について意見が出されました。こうした意見を踏まえ、再度休憩に入り座長・副座長等で文案の再調整が行なわれ、最終的に次の内容で確認され、審議会を終了しました。
1.3級の訪問介護員については、2級以上への以降を進めるとともに、介護保険としての評価については、将来的には2級以上とする方向で検討すること。
2. 居宅介護支援の報酬体系については、質の向上につながるよう、実態を踏まえ、引き続き検討すること。
3. 介護報酬設定における人員配置の評価のあり方について引き続き検討するとともに、重度療養管理については、十分な議論を行う必要があること。
なお、介護と医療の役割分担、施設サービスと居宅サービスの体系の在り方、保険料等の在り方など制度面の検討の必要も生じてきており、介護報酬の見直しも制度のあり方と関連する面もあることから、関係者を含めた制度見直しの議論を進めるべきである。
介護報酬の具体的水準は、13回審議会で確認された骨格に基づき、今後の予算編成作業の中で決定されます。
|