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第2回ケアワークセミナー報告
 「高齢者と食事」
  講師 南幸さん(桜井女子短期大学教授)
「高齢者と食事」Q&A
Infomation
 ・ケアハウス10000ヶ所を増設
 ・訪問介護事業、軌道にコムスン黒字化
 ・痴呆高齢者の要介護認定で日本医師会が提案
 ・老健“進む特養化”全国老健施設東京大会
 
第2回ケアワーカーセミナー報告
「高齢者と食事」
  
講師 南幸さん(桜井女子短期大学教授)
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 8月18日(日)午後2時から「エルおおさか」において、自治労大阪公共サービスユニオン主催で「第2回ケアワーカーセミナー 高齢者と食事 〜介護食を考える〜」を開催しました。セミナーには、栄養士や看護・介護職員から家族まで約60人が参加して、ともに改めて「食」の大切さについて考えました。
講師の南幸(みなみ みゆき)さん(桜井女子短期大学教授)は、「昭和50年代の日本人の食事のとり方が理想的。食の欧米化が進んだ現在、食を見つめ直す必要があり、食生活を含んだライフスタイルを考えるべき。暦年齢と体内年齢(老化)の個人差は著しく、食事によるリスクを取り除くことで病的な老化を遅らせることもできる。高齢者にとって食事もリハビリ。」と話されました。

 そして、高齢者の体の特徴として、「@味覚の低下、A咀嚼力の低下、B骨がもろく骨折しやすい、C脱水状態を起こしやすいなどがあるため、@では『おいしい』という味覚だけでは不十分。視覚(盛り付けや器)・嗅覚・聴覚・触覚(歯ざわり・食感)をフルに活用して高齢者の食欲不振(低栄養の高齢者は20%)の改善をめざす。A食欲の増進と消化の促進だけでなく脳を刺激することから『噛んで食べる』ことが重要。また、『食事の機能』としては、@栄養的な側面、A社会性を高める側面があり、Aを充実することがQOL(生活の質)を向上させる。食事を楽しむことが『生きる意欲』につながる」と話されました。

「高齢者と食事」Q&A
Q.痴呆症の父親が入院中、誤飲から肺炎に。インシュアリキッドを使ってみたが再発。もう一度口から食べさせたいが、どうしたらいいか。
A.少しずつ溶けるゼリーやアイスクリームの方が誤飲は少ない。インシュアリキッドは凍らせて少量ずつ口に含ませれば誤飲しにくく、摂取しやすい。

Q.「味覚は学習である」と言われたが高血圧症で食習慣を変えざるを得ない(塩分制限)場合どうすれば満足してもらえるか?
A.「分かっているがやめられない」こともある。食習慣(味の好み)はまず変えられない。介護する側がいかに相手を受け止めるか。信頼感を得た上で一品は好きなものを出す。ダシを強くとる、目の前で調味料をかけるなどの工夫が必要。

Q.誤飲を防止するのにゼラチンや寒天でトロミをつけるなどの工夫をすればということだったが、どのように使い分ければいいか。
A.ゼラチンは口の中に入れただけで溶けるが、寒天は海草なので口の中では溶けない。また、繊維が多いので腸の悪い人には不向きである。ケアをする相手の状態に応じて使い分けなければならない。

この他にも「青魚には脳の老化を遅らせる物質が多く含まれている」「噛むことによって食欲が増進され、消化器の運動が活発になる。脳の刺激にもなるので、安易にミキサー食に頼らないほうがいい。」などのアドバイスをいただきました。

Information

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 ケアハウス10000ヶ所を増設
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 政府はケアハウスを国の補助金なしで全国に1万ヶ所建設する構想を検討に入った。ケアハウス不足の解消のほか、建設関連などで新たに15万人程度の雇用創出につなげるのが狙い。2001年3月で全国に約44000人分の施設があるが、需要はこの数倍はある見込み。今後、高齢化に伴い供給不足の深刻化が予想されている。
構想では、地元自治体が廃校となった学校跡地など遊休地を無償か格安で提供し、企業のノウハウを使い社会資本を整備するPFI的手法を導入することで社会福祉法人が4億円以上かけていた建設費を3億円程度に圧縮する考え。(日経新聞9月3日)

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 訪問介護事業、軌道に/コムスン黒字化
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訪問介護専業のコムスンが4−6月期に黒字化したのをはじめ、ニチイ学館、ジャパンケアサービス、メデカジャパンの主要各社でも訪問介護分野で黒字転換のメドがついた。
コムスンは介護保険導入当初1200ヶ所に展開したヘルパー拠点を今年3月までに約300ヶ所に統廃合した。需要のある地域に集約した結果、顧客数は4月からの3ヶ月で10%増加した。また、顧客一人当たりの介護報酬も身体介護の比率上昇や顧客の要介護度の進展とともに増えており、昨年4月より2割以上高くなったため。(日経新聞8月29日)

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 老健“進む特養化”/全国老健施設東京大会
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 全国介護老人保健施設東京大会が8月20日から22日にかけて東京で開催された。大会では、「特養の代わりに利用する“第2特養化”が目立つ」等の意見が出され、老健施設の抱える課題が浮き彫りになった。
“第2特養化”から本来の在宅復帰の役割を果たすためには、ホームヘルパーやデイケアなど地域の在宅介護サービスを充実させることが必要という意見が相次いだ。(読売新聞9月4日)

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 痴呆高齢者の要介護認定で/日本医師会が提案
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 正確さが問題になっている痴呆高齢者の要介護認定について日本医師会は徘徊などが見られるものの日常生活はほぼ自立している“元気痴呆”老人は2次判定で要介護3程度とするのが妥当とする調査結果を発表し、厚労省にシステムの改善を促した。現行システムでは、要介護1で出ることが多く、自治体独自の判断で要介護度を引き上げていた。(読売新聞9月5日)

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